2011-12-27

2011年の講義終了!10-12月の講義を振り返ってみました!

臨床系講義(注:参照)の先生を3パターンにカテゴライズしてみました!
印象として、Bグループの先生がちょっと多すぎるんで、
そこがもうちょっとAグループに食い込んでくれればなぁ、と思います。


・Aグループ

このグループの先生は、
医師国家試験(国試)という目先の目標にとらわれることなく、
臨床医になってからも役立つ講義をしてくれます。
メッセージ性の強い講義なんですよね。
今月始めに受けたある講義では、
ある点滴をするときに、絶対忘れちゃいけないこと、
ベッドで長時間同じ姿勢で過ごすことになるとき気をつけなければいけないことなどを
これらがよく起こりやすい病気と関連づけて教えてもらえ、
臨床医として現場で動ける知識を身につけられました。

長期的に生徒のことを考えてくれてるなぁってことをすごく感じます。


・Bグループ

医学部には、このグループの先生が一番多いです。
国試に役立つ講義をする先生方になります。
講義自体はわかりやすいです。

ただ、このグループにおける問題点は、習ったことがすぐに頭から抜けてしまうことです。
つまり、臨床の現場で使える知識はあまり習わない。
きっと試験のために事実を整理し直して、それを教えていることが問題なんだと思います。

イメージとしては予備校の講師ですね。
わかりやすいし、模試の点数も上がる。
ただ、受験が終わるとあっという間に頭から抜けている。
あれ、あの先生から何習ったっけ?って感じで。
医学部の場合は、模試=通常の試験、受験が終わる=国試が終わる、になりますね。

Aグループの先生が長期的だとすると、
このグループの先生は短期的に生徒をみているなあという感じを受けます。


・Cグループ
このグループは、教師としては問題外の方々ですね。数は少ないです。
研究者としての実力はどうなのかはわかりませんが、
少なくとも生徒の前に立つべきではありませんね。
事実の羅列が得意技。
(国語の授業でいえば物語・小説を棒読みする先生。配布資料やスライドの文章をその通りに読むだけ)
講義めんどくさいオーラを出すのもこのグループの教師が一番多いですね。


始めにも書きましたが、医学部にはBグループの先生が多いです。
というかほとんどです。
ただ、これはシステムの問題であり、教師の問題じゃないと思うんですよね。

というのも、日本の医学部は、国試の合格率で
「いい医者をつくっている」大学か「そうではない」大学かを評価するので。
大学にいる先生方もその評価基準にあわせて講義しちゃうんですよね。
なんでこのシステム下では仕方ないことなんですね。

だから、今日の朝日新聞一面の
福島原発の事故調査・検証委員会の中間報告の記事にあるように、

「関係者の責任追及は目的とせず、組織的・社会的な背景を明らかにする方針で(今回の調査に)望んだ」

こういう視点をもってこの現状を捉えていくことを僕は望みます。

Take It Easy!


注)臨床系の講義・・病気になるしくみ、治し方、その治療の結果を中心に勉強します。
          現実感のある講義です。対義語のようなものは「基礎系の講義」。

2011-12-02

なぜ僕たちは白衣を着るのか?

よい影響を与えてくれる教師はよい問いも与えてくれます。
今週、ある先生が、
「なぜきみたちは白衣を着るのですか?」と。

(先生は、問いの内容には触れず
「考えてください。一年半後に始まる臨床実習でもう一度聞きます。」
とだけいって授業を終えました。)


僕は、
患者さんときちんとしたコミュニケーションをとるためだと思います。


なぜなら、医療の始まりは、多くの場合、
診察室での患者さんとのコミュニケーションから始まるからです。
そこで患者さんと交わすコミュニケーションなしには、医療を行うことはできません。

そのコミュニケーションの中には、
白衣を着た医師からの無言のメッセージも含まれていると僕は思います。

「あなたに危害を与えるようなことはしません。」
「安心して悩みをお話ください。」

こういった無言のメッセージを、
まず白衣を着た医師が患者さんに送り、
そこからコミュニケーションが始まっていくのだと思います。

病棟、回診などでもこれは当てはまると思います。



また実際の医療現場を頭の中で思い浮かべてみると、

きっと患者さんは、
診察室、病棟などで白衣をきている人を
医師として認識すると思います。

つまり、
医療現場で、白衣を着ている人はすべて医師としての役割を期待されます。
その役割とは、
医学における憲法であるヒポクラテスの誓いにあるように、
「患者さんのために尽くすこと」です。

それを果たすためにも、
きちんとしたコミュニケーションは欠かせません。

そして、そのきちんとしたコミュニケーションをとるために
医師は白衣を着ているのだと思います。



今週は、
臨床医学を踏まえた授業をいつもよりたくさん受けることができ、
とても中身の濃い一週間を過ごせました!


それでは、皆さん、よい週末を。
Take It Easy.

2011-11-21

ブックレビュー「誰も教えてくれなかった診断学」


診断とは何か、を理解できるだけでなく、
臨床医が、普段どこに思考力を使っているかも学び取れる、そんな本です。

また、ただ単に診断学についてだけではなく、
日本の医学教育の弱点、それをどうしていくかの方向性も示してあり
一石三鳥の本です。

知識の整理を、カードづくりに例えているところが印象に残りやすい。

臨床系の講義が始まる前にさらっと目を通しておくだけで、
かなり講義の中での、目のつけどころが変わると思います。

個人的には、夏休みに読んでおけばよかったとすこし後悔。

これからの勉強の仕方・講義の受け方・教育の改革方法
これらを考える上でとても役立った本です。

以下、僕の目にとまったフレーズ集です。



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ヒトが思考作業を行う場合に、一時に扱える情報の数は最大で7個程度であることがわかっている。

有用なマニュアルやテキストは、「生きカード」の『かたち』で医学知識を提供している。
新しいマニュアルが屋上屋を架すがごとく出版される理由は、新しい医学知識を提供するというよりも、新しい視点の切り口(clinical problem = インデックス)のカードを提供しているという意味が大きい。

誤った「常識」

医学部の教育では、伝統的に発病メカニズムが医学的に興味深い疾患を重点的に教える傾向があり、疾患の頻度は重視していない。このため医学生に鑑別診断のリストを作らせると、稀な疾患ばかり挙がってきてしまう。

鑑別診断のリストを優先順位に考えるのは、「頻度」「時間」「アウトカム」の3つの軸である。

臨床医は偽陰性により疾患を見逃せば直接的な害を受けるので偽陰性には敏感であるが、
偽陽性は間接的で無視されやすい。

今のところわれわれがベストだと考えている診断推論のトレーニング方法であり、以下の3段階からなっている。
1)手持ちの「生きカード」を増やす。
2)適切なカードにたどりつく訓練を繰り返し行う。
3)診断を確率的に考える訓練を行う。

診断とは患者が疾患を持つ確率を変化させること。

結局、偽陽性の対応が医療のコストを押し上げ、医療資源を枯渇させることになる。

筆者らが本書で提唱したいことは、患者の「訴え」や医学的問題点をいかに適切なカードに落とし込めるかの反復練習を、わが国の臨床医学教育の場に導入することである。

違和感を大事にしよう。おかしい、自信がないと感じたら、直感的に心に浮かんだ診断に固執しない。

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Take It Easy.

2011-10-30

ソフトとハード。

「医療ってのはソフトなんだよね。」

僕が最近メモした「影響を受けたワンフレーズ」です。
ゴールがソフトであるからこそ、
医学教育もソフトの面を重視したシステムになるべきだと思います。

ソフトは、ハードと対になる言葉です。
このサイトの説明わかりやすかったです。
この管理人の方は目に見えるかどうかという観点で説明していました。


僕自身はこの二つの違いを、

ロボットに任せられる事柄かどうか

が、ひとつの判断基準であると思っています。


例えば、医療の話になりますが
コミュニケーションの取り方、触診の仕方、治療方針の立て方、手術一連の流れ、など
どの場面をとって見ても、
現状ではどれもロボットには任せられません。

こういったことを考えると、
教科書に書いてある知識だけを覚えて
なんとなく進級していく(進級できてしまう)システムは間違っていると確信してしまいます。

というのも、
卒業したらいきなり!やっていく分野が変わるわけですから。(ハードからソフトへ)

今僕らがやっていることはロボットにもできますから。


医学教育は変わらなければならないと強く思わせてくれる一言でした。


Take It Easy!

2011-10-27

手術と飛行機。

心室中隔欠損という病気の手術で患者さんが亡くなる確率は2%です。
言い方を変えると98%の確率で助かるということです。

みなさん、この数字をどう捉えましたか?

ちなみにこの病気、通常、心臓は右の部屋と左の部屋分かれていますが、
分けている壁に穴があいてしまい動脈血と静脈血が混ざってしまう病気です。
手術ではこの穴を縫う、もしくはパッチで塞いで治します。




さて、飛行機について。
御巣鷹山での墜落事故以降、日本では一機も墜落していません。
現在、羽田ー伊丹間の便数は一日約60便。
毎日事故もなく安全に運行しています。


始めに出しました手術における2%のリスク。
2%ってことは50人に1人の患者さんが亡くなるということです。




50便に1機墜落する飛行機があるとしたら、
つまり毎日1機、羽田ー伊丹間で墜落する。。。。

みなさん、乗りますか?





こんな話を昨日、心臓手術の講義で聞いたので紹介しました。


将来挑戦してみたい分野である先天性心疾患の講義はやはりおもしろく
学校に行く足取りが軽い毎日です。

Take It Easy by sumolovers

2011-10-22

みにくいアヒルで終わらせないために。

先進国の医学教育は医療の追求です。
それに抗し、日本は医学の追求に偏りがちです。

その偏りの一つ特徴が、基礎医学のコマ数が多いことです。

一ヶ月程前までは
これはよくない、臨床をやるのだから臨床を中心にすべきだと思っていましたが、
すこし捉え方が変わってきました。

というのも、ある先生と医学教育についてお話しているときに、

「研究に進まない限り、卒業してからずっと臨床(臨床医学)をやることになるからね。
実際、今しか(学生の間のみ)基礎医学をやらない人もでてくるし、(サボれば)一生やらない場合もある。
でも医者をやっていく上で基礎医学がいらないってことは絶対にないわけで、基礎に重点を置く日本のシステムも絶対によくないとも言えないんだよね。」

というようなアドバイスをもらったからです。

たしかに卒業してからずっと臨床をやるとしたら、
ある一定の期間、基礎医学をきちんとやっておくのもアリかなと。

海外の医学生はそれほど基礎医学に時間を割かないみたいですから。
基礎医学をしっかり修めた学生がたくさんでてくれば、
それはそれで日本の医学生、医療会の強みになるでしょうし。

それに大学は研究機関でもあるので、そこにはその道のプロがたくさんおられます。
気軽に質問できますし、臨床にどう役立っているかも聞こうと思えば聞けます。
恵まれた環境は存分に使いたいものです。


このアドバイスをもらったあと、
いつも研究でお世話になっている先生と基礎医学についてお話しする機会があり、

いろいろある中でも

「生理学、生化学、病理学(or組織学)、薬理学」

が大事であると。

なので、
ひとまずこのアドバイスを信じて、この4つを中心に勉強、復習していこうと思います。

Take It Easy!

2011-10-14

People are People.

よりよい待遇にマン・パワーが流れる。
医療界が抱えている問題は共通してるんですね。
深刻なのは日本だけかと思っていましたが、そうではないみたいです。


お久しぶりです。
最近投稿するたびに、この言葉を使っているような気がします。
継続できる仕組みを考えたいものです。

話を戻します。
今日は、夏休みに旅行先で感じたことのちょっとしたまとめです。

今回滞在した国々(イングランド、フランス、ケニア)も日本と同じようなマンパワーの必要なところに、
十分なマンパワーが行き届かないという問題を抱えているそうです。

旅先で、それぞれの国で医療に携わる人と話す機会があり、
(ケニアでは看護師さん、あとの二ヶ国では現役の医師)
日本は、今、地方で・キツい診療科でマンパワーが足りてないんだと話したところ、

「うちの国もそうだよ。private hospitalとかに行っちゃうんだよね。」との返答。


良い待遇にマンパワーが流れてしまうのは、
今の世の中の一定の流れなんですね。


あともうひとつ、こちらは医学部生活関係です。

日本よりも良い医学教育システムを持つとされているEnglandでも、
学んだ知識はすぐに抜けちゃうそうです。
テスト前に詰め込んで、終わると忘れる。

フランスの医学教育システムはよく知りませんが、
フランスの学生もこういった問題に頭を悩ませているそうです。

テストのために暗記する。終わると忘れちゃう。
このパターンも共通しているなぁと思いましたね。

システムがどうあるべきかも大事ですが、
自分で自分が使いやすいように知識を整理することも同様に大事なことですね。



と、以上のことを
僕のお気に入りの英語の先生に話したところ、

一言「People are People.」

みんな、同じ人ですもんね。
それぞれの国・コミュニュティはそれぞれに特有な文化などをもちますが、
構成するのが人という点では、差はありませんから。
同じような問題を抱えることはそこまで不思議なことではありませんね。

ふと感じたことがより自分の中で消化されるような一言でしたね。

Take It Easy!

2011-09-30

WHY STUDY?




WHY STUDY?

The more I study  The more I know

The more I know  The more I forget

The more I forget  The less I know

So why study?






Oxford University の近くで見つけたポストカードです。
日本のどこかの大学、理想は東京大学!が、
この問いに答え、教育のあるべき姿を示したら、
日本はもっと魅力的になると思います。





Take It Easy!

2011-09-16

韓国は日本の良きロールモデルになるんじゃないか、と感じています。

韓国では、一部の大学は、専門は英語で講義だそうです。
少なくとも医学部とbusiness学部(日本でいう経済学部でしょうか?)では講義の一部は、英語だそうです。

・ネイティブの先生ばかりではないので、発音等の問題で先生との意思疎通に苦労する、
・両方の言語で勉強するので時間はそれなりにかかる

と、大変な面もあるそうですが、
自分の専門を英語でも勉強できる面には満足していると、
旅先で出会った韓国の学生はそう話していました。

医学を英語で教わるのは、正直とても羨ましい。
専門用語の発音を直に聞けるところが特に。

日本の医学部も、韓国の時代に合わせた取り組みを学ぶべきだと思います。




9月の第1週からロンドンにいるのですが、
ロンドンを歩いていて、「SAMSUNG」のロゴを見ない日はありません。


アジアのハブ空港は、成田(日本)ではなくインチョン(韓国)。


医学部に関しては、
半分の医学部を学士卒向けのmedical schoolに移行させました。
病院の集約化もすすんでいるそうです。

K-POPだけに留まることのない韓国の勢いを改めて感じています。


さて、そんな勢いのある韓国。
僕の生活拠点である新潟からは、たったの2時間。
新潟から東京まで新幹線でいくのと同じです。

こんな近くに良きロールモデルがある!
韓国に行き、彼らからいろいろ話を聞いてみたいです。
そのためにも、パスポートなしで気軽に行き来できるようになってほしい。
(ここんところはEUの制度をパクろう!)

でもまずは、うちの大学には韓国からたくさんの学生が来ているので
そこからですね。

Take It Easy!

2011-09-04

International Surgical Week2011 に参加してきました。

一週間以上も空いての更新となってしまいました。
定期的に更新を続けるってのは難しい。


さて、火曜から木曜まで横浜で開かれていた
International Surgical Week という学会に参加してきました。

高城剛さんの言う「個人で外交をする」「国際感覚を持つ」
この二つのことを実感しようと思い、新潟を出発。


世界各国からドクターが集まったのですが、
震災の影響・広い分野を対象とした学会であったため、
すこし寂しい感じのセッションもけっこうありました。
(今回の参加者は約3000人、アメリカの大きな学会だと約4万人だそうです。)


が、僕自身にとっては初めての学会であったので、
すべてが新鮮で十分楽しく、
連れて行って下さった先生には感謝の気持ちでいっぱいです。


参加してみて、国際学会には外交するチャンスがたくさんありますね。
「個人」として優秀であるという条件付きですが。

関心を引くテーマでプレゼンをすれば向こうから話しかけてきます。
それにこちらから話しかけに行くこともできます。

こういったやり取りがあると、自分の得意な分野で海外で活躍するチャンスが出てきます。
僕を連れて行って下さった先生は、
インドのドクターから今度一緒に研究しようと誘われていました。

これが高城さんのいう「個人」で行う外交であるんだなぁ、と。
自分の力で、国外で活躍するチャンスをつくり、
日本人にそのポスト、活躍する分野を広めていく。

こういった外との接点を創り出すチャンスが
国際学会にはあると感じました。



国際感覚とはよくわかりませんでしたね。
医療の世界が全体としてどういった流れで動いていくのか感じたかったのですが、
いまいちつかめず。
専門用語を英語で使いこなせないのが原因です。
国際感覚を身につけるために英語は不可欠。
肌で感じてきました。



次は11月。ある分野に絞って専門用語を英語で身につけ、
今回よりは学会の楽しさを実感できるようにしたいものです。

Take It Easy!

2011-08-23

ヒントの探し方。

いろんな国の医学教育がどうなっているか知ること。
知ることでヒントが得られるかもしれない。


ふと、2週前に参加した講演会でのアドバイスを思い出しました。
このアドバイスを下さった先生は、
Sumana Barua先生。
「日本の医学教育を変えたいです。どうしたらいいですか?」と聞いたところ、
こう返ってきました。





いろんな国を見よう!

僕の頭の中は、
「医学教育が優れた国」=「米国」
という、実体験の欠けた方程式ができています。

一か月前に、僕が崇拝している先生からこんなことも言われました。

「米国のようにやることが一流の臨床医になれる保証ではありません。
一定の臨床医を作り上げる方法として米国の方法がもっとも効果的だというだけです。」

ちょっとした米国かぶれですね。。。

米国=優れているという見方はそれはそれとして置いておいて、
ヒントは他の国にもあるというアンテナを立てていきたい。
まずは、すこしずつ他の国の医学教育システムについても
知識を蓄えていこうと思う。


タイミングのいいことに、来月はロンドンにいます。
イギリスの医療は一度崩壊しています。
でも彼らは建て直しました。
日本がそこから学ぶことはたくさんあります。
どこを変えて、どういう効果がもたらされたのか。

友人の姉がロンドン郊外で医師をやっているので、
そこらへんのこと、聞き取り調査してきます!



Take It Easy!

2011-08-20

手術見学に参加して。


わかったことは、第一助手、第二助手として参加するとかなり勉強できる。

その助手になるためには、
まずは、糸結びのプロになること
執刀医の先生の次の一手を瞬時に想定できるようになること

これをクリアすることだと実感してきました。


先週の火曜日とある医療機関に手術に見学者として参加。
約8時間ほど、手術室にいました。
術野がよく見える位置はどこかと模索しながらの一日で、
執刀医の先生の後ろにいったり、対角線上に動いたりと、
いろいろと見る角度を変えてみたりしたんですけど、
やっぱり助手でないと、クリアに術野を見ることは難しいですね。
残念ですけど、仕方のないことです。
見学者ですから。

助手になるためにも、技術を学ぶためにも
勉強ですね。


Take It Easy!

2011-08-15

大学での試験について思うこと。


試験のためにがんばって覚える。
でも終わったらすぐに忘れる。
前期はこの繰り返しの日々でした、

この効果的でない勉強のサイクルをやめるには、
まずは実践の面を大事にした講義にしていくことです。



基礎医学での話に限りますが、
医学部の試験ってのは、
役立つかどうかは関係なく試験に出やすい所を覚えれば受かります。

その出る所を表立っては、わからないようにするために、
教員はパワーポイントのスライドを配布しなかったり、
学生がスライドをメモする時間を短めにしたり、
試験問題をその場で回収したり、
といったことをする訳です。

一方、学生はというと、
試験対策プリントをつくったり、
過去問を集めたり、
試験直後に記憶をたどって再現問題をつくったり、
と教員に対抗する訳です。

こういったことをするよりも
この科目を勉強すると、こういった時に役立つ、
ここを理解すると、論理的に治療方針を立てられるようになる、
診断をする過程とともに、どういったところでこの科目の知識を使うのか、

などと、実践とつながりのある講義にしていくことに労力を費やしたい。

それにこういうことをおりまぜた講義にすれば、
頭から抜けやすい座学が記憶に残りやすくなり、
臨床でのスキルにつながっていくとも思いますし。

一年半受けた基礎医学の講義はあまりにも、
臨床医学との距離があまりにもありすぎます。


ただテスト前に暗記して、終わったらすぐに忘れる。
こんなことを繰り返す日々は非常に退屈で、
時間ももったいないと思ってしまいます。

受かればそれでいいというような受験勉強のやり方を、
いつまで日本の医学教育は続けさせるのか。


しばらくはこのまま続きそうですが。
それでは。


楽しいお盆休みをお過ごしください。
Take It Easy!

2011-08-05

医者にかかる10カ条。

来週の木曜は、東京です。
色平哲郎先生の講演会に参加するため、東京入りします。
(講演会の詳細は別のエントリーにのせました。)

色平先生は、
話も上手で、臨床技術も一流。

ある先生からは、
「色平先生から臨床医として認められたら一流の臨床医だよ。」
ということも聞きました。

楽しみです。


そんな先生が、バトンのように思っている言葉です。
先生は辻本好子さんから受け取ったようです。
 (辻本好子さんは6月29日に永眠されました。)

医者にかかる10カ条

1. 伝えたいことはメモして準備

2. 対話の始まりはあいさつから

3. よりよい関係づくりはあなたにも責任が

4. 自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報

5. これからの見通しを聞きましょう

6. その後の変化も伝える努力を

7. 大事なことはメモをとって確認

8. 納得できないときは何度でも質問を

9. 医療にも不確実なことや限界はある

10. 治療方針を決めるのはあなたです



4つ目の「自分の状態を伝える」。
これは思っているよりも難しいことだなぁ、と今週実感しましたね。
月曜に眼科に行ったんですけど、
うまく伝えようとするために言葉を選んでしまい、
ところどころに沈黙が入ってしまいましたね。



というように、上にあげた10個を完璧に行うのは疲れるので、
こういうふうに医師との関係を築くのもありだなぁ、
というように思ってもらえれば嬉しいです。



話は変わりますが、僕、部屋に色平先生の記事貼ってます!
この本文は→こちら。(始めにあるリンク先と同じです)




【お知らせ;講演会のご案内】

2011年8月11日
☆★WHO南東アジア地域事務所医務官スマナ・バルア博士
JA長野厚生連佐久総合病院・色平哲郎医師      講演会★☆

~発展途上国の医療や保健・そして日本の保険制度を考える~
WiNG主催 *共催:星槎学園・世界こども財団



今回のWiNG主催の講演会は、当団体のアドバイザーでもある日本の医師・医学生の心の師、WHO南東アジア地域事務所医務官スマナ・バルア博士の講演に加え、先日のNHK「視点・論点」国民皆保険50年にも出演されました、佐久総合病院地域ケア科医師・色平哲郎医師からもお話をいただきます。

現場の生の声から私達に求められている国際保健や、日本の皆保険の医療制度について皆さんと一緒に考える機会になればと思います。

大変貴重な講演会ですので、お誘い合わせのうえ是非ご参加下さい!!

講演会後、WiNGメンバーによるバングラデシュ・アグラサーラ孤児院報告会、並びに世界こども財団からの報告も行いますので、こちらもぜひ御参加ください。

講演会は全て日本語で行われます。



□日時:2011年8月11日(木)14:00より

□当日スケジュール

2011-08-01

やっと夏休みです。


今日から夏休みです。

やっと夏休み!
といった方が適切です。

というのも、順調にテストをこなしていれば、
先週の金曜から夏休みに入れていたのですから。
つまり、再試を頂戴してしまったってことなんですけどね。

根拠のない情報(点数が取れなくてもレポート出せば単位もらえる)を鵜呑みにし、
50%ぐらいの努力量で望んだら、

はい、掲示板に番号載ってしまいました。


情報を選別する力、大切ですね、
そして、鼻歌を口ずさんでしまうような気分でテストを受けるものではないですね。

反省です。


と、せっかくなのでちょっと医学部の試験について触れておきます。

医学部特有と思われることを2つあげておきます。
前の大学との比較がベースです。

1、本試験のほかに、追試験、追追試験、特別再試験があること。

確か前の大学では、本試験一発で単位の取得の有無が決まっていたと記憶しています。
本試験できなかったら、アウト、再履修といった具合に。

ですが、医学部は違います。
本試験で受からなかったら追試験、追試験でだめなら追追試験、
それでもだめなら特別再試験となります。

追試験、特別再試験はどの科目でもあります。

追追試験はあまり一般的ではなく、
熱意ある先生だと、やってくれますね。

特別再試験は、名称通り特別なので、どの科目も学年末の3月にあります。
これに落ちると、留年です。

留年についての過去のエントリーはこちら

と、まぁこんな感じで単位をとるチャンスは、
他の学科よりたくさん与えられているように思います。


2、科目ごと、試験ごとに合否結果が張り出されます。

字のごとく、試験ごとに合否結果が医学科用の掲示板に出ます。
学科のみんなに、
自分の成績状況がだいたいどんな感じなのかわかってしまうシステムです。

ちなみに名前が出る訳ではありません。出席番号が掲示されるだけです。

落ちた人を張り出すので、けっこう僕たちをナーバスにします。
個人的には合格者を張り出せよ、
もしくは、ネットで通知してくれよって感じです。

と、こんな感じのシステムで試験をたくさん受けています。

今のところ、

試験を受けた回数>>>>患者さんと接した回数


です。笑

あと一年半、この大小関係は変わりません。

なので、自分から動きます。
夏休みですし、来週実家の近くで、手術見学してきます。

楽しみです。

Take It Easy!

2011-07-18

医学生にとっての良い教科書・本とは?

sumolovers;
「先生、良き臨床医になるための推薦書を医学書に限らず10冊何か教えてください。」



ある臨床医の先生;
本は要りません。
現場に出て、悩む間に、答えは見つかります。
・・・・(略)・・・早く、現場に出ることです。
本から離れて、人の中に、飛び込んでください。


-現場で先生となってくれるのは患者さんだよ、僕ではないよ。-
こういったアドバイスをくれた先生からの2つめのアドバイスでした。

ためになります。


Take It Easy!





2011-07-03

99%から断られ続けても、やめない。

お久しぶりです。
宣言効果でblogを継続的にやっていこうと思ったのですが、
失敗。。。


それはさておき、先週の月曜日、

日本の医療改革に、本気で挑戦している先生にお会いしてきました。
お話を聞いたところ、

先生が、どんなに周りの医療関係者に協力を呼びかけても、
賛同が得られず、目指している改革がうまく進んでいないことがわかりました。

呼びかけた99%の人から、
Yesの回答をもらえなかったそうです。
この先生、15年前から、ずっと医療改革を提言していますが、
日本の現状はまったく変わらず。



それでも!
それでも活動は続ける。活動自体はやめない。


僕もこういった姿勢で、ありたいです。

Take It Easy!

2011-06-19

共同で獣医学部新設。おもしろそうです。

山口大学と鹿児島大学が、共同で獣医学部を新設するそうです。

共同ってところがいいですね。
大学間の交流が増えそう!


医学部に直接関係することではありませんが、
大学間で、学部時代から交流できるところがおもしろそうです。

僕の中で、大学間を超え「混ざる」ことは、
医療改善へのキーワードみたいなものなので、

こういった大学の壁を越え、
共同で何かを進めていく取り組みは、
医学部と直接関係がなくても、
自然と応援したくなります。

記事になります。朝日新聞からです。↓
初の共同学部が山口大・鹿児島大に 来春、獣医学部






テスト続きで更新を怠る日々の連続でしたが、
今日からまた、週に3回の更新を目指して投稿していきます。

引き続きご購読、よろしくお願いします。


by sumolovers

2011-06-10

使う機会を見据えたカリキュラムを。

使う機会がないから忘れる。
医学科のテストが、効果的に機能しないのはここだと思うんですよね。




一週間ぶりの更新になってしまいました。


今期は2つテストラッシュの山があり、
今月はその1つ目の山です。

4つあり、今週1つ終えたところです。残りは来週。
今は、頭を暗記マシ―ン化しています。

本当は「今」だけで済ませたくないんですけどね。
でも、覚えたと思っても忘れちゃうんですよね、テストが終わると。

その場では次に使えるよう、
つながりをつくりながら勉強しているんですけど、
すぐ抜けてしまう。


なんていうか、受験勉強と同じことをしている気分です。
入試が終わると、さーっと1か月もたたないうちに抜けてしまう。

たぶんテストが終わるとその知識を使わなくなるからですね。

というよりも、使う機会がないからだと思うんですよね。
使う機会、つまり、僕の場合は臨床現場で勉強する、
になりますが、
これがあれば記憶は維持されるし、
時には強化されると確信しています。

テストのために費やした時間と労力を無駄にしないためにも、
学んだことを使う機会を見据えたカリキュラムにすべきです。

次につなげにくいものに労力を費やすのは、
やっぱりストレスを伴います。

by sumolovers

2011-06-03

医療はアートである。その意をひもとくと?

「医療はアートである」とよく耳にすることがありました。
が、いまいちアートといわれてもイメージがわかない。

そんな僕の頭を、小児科の先生がすっきりさせてくれました。


「the art; 科学を実践する技術というよりは、芸術に近い意味が込められている。
実践する人の哲学、宗教、人生観、ヒューマニズム、感情態度が背景にある。」


なるほどね。

たとえ客観的に同じ医療行為にみえたとしても、
医師それぞれの人柄が、その行為ににじみ出る。




哲学を深めたいと前々からずっと思っていましたが、
そろそろ実行に移します。
自分のアートを創り上げていくために、まずは一歩。

1年以上前に買って美しく本棚に飾られている
ソフィーの世界」 これからとりかかります。
西洋哲学についての本です。


















なんだかあっという間の6月を迎えてしまいました。
2011年も折り返し地点。
時間を大切に、毎日過ごしたいものです。
Take It Easy!

2011-05-29

知恵と知識-講義を楽しむために-

知識よりも、知恵をつけるために講義に出よう。
最近、こういったスタンスでいようと心がけています。

というのも、
大学の講義は、聞いてておもしろい!と断言できません。
なぜだか、集中しにくいし記憶に残りにくい。

よく出席せずに自分で教科書を読みすすめたほうが、
知識の量も増えるし速いんじゃないか、と思ってしまいます。

ただ、教科書で得られるものは大半が知識だ、
と、最近ふと思い、

そこでは知恵は得にくい、という結論に至りました。


知識だけじゃ解決できないのが医療だと思っているので、
僕にとって知恵を付けることは、大切なことの一つです。

広辞苑によると、
「知恵・・・物事の理を悟り、適切に処理する能力」

とあります。

僕はこれを、
実社会で何かできるようになるための情報だと捉えています。

そう捉えると、
講義で得られる知恵は、

学んでいる知識が、医療現場とどう関係しているか、
先生方それぞれがもつ現場での体験談、
講義内容と日常生活との関係性、
他の分野と関連することや違い(点と点を結んでくれる感じです)、

などです。

1コマ(90分)出て、こう言った話に一つ出会えたらOK。

そんな感じでいます。

明日もまずは、一つ得るために、
アンテナをはり出席するつもりです。

Take It Easy!

2011-05-26

Dr 中田力氏 より。

普段、自分のいる環境をなんとも思わず当然のように捉えてしまっているとき、
いいことがあってなんでもできると確信してしまうとき、
気分がふさぎ、すべてが無理だと決めてしまうとき、

上であげたときだけではありませんが、
僕が、自分をニュートラルに戻したいときに心の中で何度もつぶやく言葉です。



すべて、僕の敬愛する中田力先生の言葉です。

・映画とか漫画には「だれにもできないことをやるスーパ医師」が登場するが、医療とはもともとそのようなものではない。

・知識だけで解決がつくのであれば、今の世の中、コンピューターに任せておけば良い仕事をする。
指先の技術だけが重要なのだったら、器用な手をもつ職人を作るだけで足りる。
医療には、マニュアルでは解決できない要素が、たくさんある。

・「なるほど!」と唸らせるだけのトラブル処理能力(trouble shooting capability)を持った人材が、プロなのである。

                                                            以上「アメリカ臨床医物語」より

・小さい事象がリップル(さざ波)となって、やがて大きくなる。

・日本人は民の心がきれいなので絶対に医療改革できる。だから俺に任せてほしい。

                            以上 ドクターズマガジン2009年8月号より




今週もあと一日。
気持ちよく週末を迎えましょう。
Take It Easy.

2011-05-23

人間の致死率は?

人間の致死率は?















100%です。

みなさん、答えるまでに何秒かかりましたか?


これを聞かれたとき、
僕は、2、3秒、

ん?何%だ?
と考え込んでしまいました。

死はだれにでも必ず来ることを、
どこか他人事のように思っている自分がいたから、
パッと出てこなかったのかもしれません。


あるいは、
死について、
深く考えたことがなかったからなのかもしれません。

老若男女問わず、
自分の死をどう迎えるか、

このことについて深く考えることは、
とても大事だと思っています。

Steve Jobs卒業式の演説(←You Tube にとびます)で、
「死」について話していました。

No one wants to die, even people who want to go to Heaven don't want to die to get there, and yet, death is the destination we all share. No one has ever escaped it. 


ちなみに、僕はこの演説大好きです。
毎朝聞いています。
スクリプトは、こちらになります。

それでは。
Take It Easy!

2011-05-19

翻訳書を読むちょっとした心得。

翻訳書には、

・広告のための味付けが多少入っている
・正しく事実が伝わらない可能性をもっている

このことを心に留めておくと、
そこから得る情報を客観視しやすくなると思います。




昨日は一時間ほど、
国際開発・環境問題が専門である先生にお会いしてきました。
洋書について、話をしているときに、
上の二つのことを教えていただいたので、ここで紹介しました。

僕が、やっぱりそうかと思えたのは、
1つ目でしたね。

ここ1週間で読んだ本に、
なんでこういうタイトルになるのか、と思うことがあったので、
なんだか非常に納得してしまいした。

その本っていうのは、
一冊目は「人間を幸福にしない日本というシステム
もとのタイトルは「The False Realities Of A Politicized Society」














二冊目は「ファーストフードが世界を食いつくす
もとのタイトルは「FAST FOOD NATION」














ちょっとやりすぎだと思いませんか?


昨日お話した先生は、こういうことをすると、
2つ目の「著者が伝えたい内容が正しく伝わらなくなる」
につながるといっていったので、
味付けは正確に行う必要がありますね。

ただ2つ目は、言語の壁という問題もあるので、
すべてが味付けによるものだと断言できませんが、

正しく伝わらない可能性がある
これも心に留めておきたいものです。

それでは。
Take It Easy!

2011-05-16

医学部と他学部の違い。

ふと、医学部と他学部の違いってなんだろうと思ったので、
思いついたことを覚書きしておきます。

・毎月のようにテストがある。
・他の学部のように固定された時間割はない。
・大半の学生は、授業後に部活をする。

僕は、一度他の学部に在籍していたので、
こういったことが医学部特有だなぁ、と思えます。

まず、一つ目。
専門科目の試験が毎月のようにあります。
平均して毎月2つぐらいですね。
ちなみに僕の学年は、今月は1つ。来月は4つ。7月は4つです。

他の学部と違って、
7月下旬ー8月上旬(もしくは1月下旬ー2月上旬)だけってわけにはいかないようです。
まぁ、毎月のようにあるのは、大変といえば大変ですが、
特定の時期にあると暗記しきれなくなるので、
こうせざるを得ないってのが実情です。

二つ目。
半期ずっと開講っていう科目は少ないです。
というのも、履修科目が多いので、
各科目を最低限のコマ数で終わらせ、どんどん次の科目へと進みます。
どの科目も終わると、すぐにテスト。
だから、毎月のようにテストがあるんです。

三つ目。
けっこうな割合で部活をしています。
サークルのような感じではなく、
中学・高校でいう部活のイメージがぴったりですね。

と、3つ医学部らしさを挙げてみました。

今日からまた一週間始りますね。
Take It Easy!

2011-05-14

教科書ってのは登竜門ですね。

原著論文(いわゆる論文です)にあたる。
お医者さんは、
最終的には論文を使って知識を蓄えていくのですね。

ある程度分厚い教科書をマスターすれば、
それなりの知識が身につくだろう、と思っていましたが、

深く病気を理解するには、もっともっと学ぶ必要性がある、
そんなことを実感することがありました。

というのも、2日前、
現在僕のメンターでもあり、
指導教官でもある外科の先生とすこし話をする時間があったので、

教科書選びについて、相談。

Sumolovers:
「今、取り組んでいる論文をもっと深く理解するために、
○○の教科書読もうと思っているんですけど・・・・・・・・どうでしょうか?」

Dr:
「いいと思うよ。
でも、その教科書に使われている参考文献読むことの方が大事だよ。
あと、版が変わるごとに、参考文献も変わるから、
前の版で取り上げられていた論文も読んだほうがいいよ。」と。

他の教科書との優劣ではなく、
どの教科書を使ったとしても、ゆくゆくはたどり着く論文。

その論文が、今僕の学んでいる医学のベースであること、
そして
その論文を読み始めるきっかけ、使い方などを教えてくれました。

さすが、先生!
って思っちゃいましたね。
正直、論文を使って勉強しなさい、とは思ってもいなかったです。


気分としては、
もしドラ(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
もいい本だよ。




















でもそこで終わるんじゃなくて、
ドラッカー自身が書いた、例えば「ネクスト・ソサイエティ」も読もうよ。




















そんなことを言われた感じですね。


医学を学ぶことに関して、
ちょっと視野が広がった気がして嬉しいですね、なんだか。



それでは、
みなさん良い週末を。
新潟はやっと暖かくなってきました。

2011-05-07

箸は必ず変えましょう!必ずです。

今回の焼肉店での食中毒、
話題性の大きさもあいまってか、
今日の「細菌学」の講義でもとりあげられました。

先生が、力説していたのは、

「生肉を焼くための箸と、
焼いた肉を口に運ぶための箸、

この二つを必ず使い分けなさい。」とのこと。

焼き肉をするとき、一つの箸で両方を済ませる人たちがいるのを、
知っているからこういうことを教えてくださったのでしょう。

僕もあまり気にせず一つの箸ですませたりしたことありますが、
講義を聞くと、

これからは使い分けよう、と思えてきました。

なぜかというと、
今回の病原体でもある大腸菌は、肉の表面にいます。

肉の中にはいません。表面です。

なんで、箸の肉に触れた部分には、菌がいる可能性があります。

一つの箸で済ませる場合、
肉とって、焼いて、と
殺菌せず箸を口に入れる訳ですから、
菌を口に含んでしまうことになるわけですね。


今回のユッケには、直接関係ないことですが、
同じ菌で食中毒にかかる人が、これ以上増えないためにも、
これは覚えておきたいですね。

国にすべてを任せるのではなく、
自分で管理できる範囲は、
自分で管理したいものです。

2011-04-29

薬理学の先生から、一言。

「Tell me and  I'll forget.
 Show me and I may remember.
 Involve me and I'll understand.」

Benjamin Franklinが残してくれた言葉だそうです。





こういうことを言ってくれる先生、
認識してくれている先生、

好きです。


「聞いただけじゃ忘れちゃうし、
見せてもらっても忘れるかもしれない、
でも、やらせてくれたら僕は忘れないよ。」
(訳 sumolovers +薬理学授業のうる覚え)


覚えた知識を無駄にしないために、


知識を実際に使える機会が増えていくことを、望みます。


みなさん、楽しいGWをお過ごしください。


by sumolovers

2011-04-24

power distance、少しずつ縮めていきましょう!

安全な医療は、
質の高いコミュニケーションあってこそ成り立つ。
僕はこう思っています。

そのために、
あまりにも厳格すぎる上下関係は不要だと思っています。


このことを、ある先生に話したら、

「power distance って知ってるか?」
と。
知らなかったので、教えていただきました。
提唱者は、Geert Hofstedeさん。
他国と比較したのが、こちら
これについて書いてある他のblog記事は、こちら



自分より立場が上の人との距離間。

僕はこの言葉をこう解釈しました。

日常生活では、

どれだけ、powerのある相手に自分の言いたい意見をいえるか。
ってことを思い浮かべたときに、

実感するもどかしさや遠慮の加減に当たると思います。

僕はまだまだ距離感あるなぁって思ってしまいますね。


さて、この概念、航空機事故の調査から得られたそうです。

副操縦士が、機長に意見を言える航空会社ほど、
航空機事故が少ない。

こういった相関があったそうです。

つまり、
power distance が小さいほど、安全な運航を実施している。

これを聞くと、
日本におけるpower distance、縮めていきたいですね、やっぱり。

航空機事故から教訓を得ようとする風潮は医療界にもあります。

次の本は、
航空機事故の検証結果を、
医療過誤・医療事故防止に役立てようといった趣旨の本です。

納得できる点、多かったです。
ぜひ、一度目を通してみてください。

「人は誰でも間違えるーより安全な医療システムを目指してー」

2011-04-22

speaking の授業が減っているそうです。

speaking の授業が減っているそうです。

英語必須時代の今に、
何を目的としてこのようなカリキュラムにしたのか、
理解に苦しみます。



昨日は、一般教養時代に授業で仲良くなった
英語の先生と少しお話をしてきました。


今学期から英語のカリキュラム内容が大きく変わったそうです。

どう変わったかというと、
speaking中心の授業が、listening、writing中心の授業に、
ほとんど変わったそうです。

今学期、先生の持っている授業は、全部で7つ。
そのうち、昨年と同じようにspeaking中心で進めている授業は、たった1つ。
あとの6つはlistening, writing中心の授業。

話す機会がただでさえ少ない僕らなのに、

その少なさをさらに少なくする悲しき改革です。

この先生の授業は、話す時間が他の先生方の授業に比べて長く、

授業をとっていた学生はそれを目当てに受けていました。
僕もそうでした。

しかし、今はほとんどの授業で、3分の2をlistening,  writingに使っているそうです。

なんだか残念です。
この一言につきます。

2011-04-18

この時代だからこそ、共有サイトが欲しいです!

講義で使ったスライドを、
web上共有サイトにアップしてほしい。

専門の講義が始まった去年も思っていましたが、
今期も同じことを思ってしまいました。





今、大学の講義ってのは、
ほとんどPower Pointを使っての講義です。

でも、このPower Point、
一度に伝える情報量が多いので、、
黒板を使っての講義と同じようにノートに、
写すことは不可能です。

つまり、情報をすべてキャッチできません。

スライドを印刷したものを配ってくれる先生もいますが、
やっぱり本物がいい。
白黒だと分かりにくい部分とかもありますからね。

で、そこで思ったことが、
web上のサイトにアップする。

これをすれば、
1, 学生は復習しやすくなる。
2, 時間を有効に使えるようになる。
3, 「混ざる」を通じて教員の質があがる。

と思います。

1,に関して。

一度見たものを使って復習するのは、
一番効率がいいし、
やっぱり定着させやすい。
範囲もわかるのでテスト勉強もしやすい。

2,に関して。

スライドをただ読みあげるっていう感じの講義をする先生もいるので、
そういう授業はカット!
スライドを自分でチェックして自主学習で済ませたい。

時は金なり!です。


3,に関して。
僕はここを一番期待しています。

このサイトつくれば、
学生だけでなく当然教員も見れます。

そうすれば、
教員同士がサイト上で混ざり、
互いにどんなスライドを使って授業しているかを知ることができます。

他の教室のことは我関せず。。っていう先生も少なからずいるので、
こういったことを通じて、
関わりあいを持つってのは、風通しの良さにつながります。

いい授業にしたいと思っている先生も何人かみえますので、
そういう先生方がこのサイトを通して、混ざり、
各自の講義のフィードバックに使っていただければ、

教育の質向上に間違いなくつながります。




スライドに使われているイラストなど、
著作権に関わる問題もあって、
自宅からってのはすぐには無理でしょうが、
まずは学内PCからでもやっていただきたいですね。


さて、今日は月曜、一週間がまた始りますね。
今日の新潟は快晴。
桜は現在5分咲き。

Take It Easy!

2011-04-16

心に残る「問いかけ」を頂きました。

哲学を専門とする先生が、

これから哲学を専門としていく学生、
今、哲学を専門としている学生、

に対し、次の問いを投げかけました。

「あなたたちは、


哲学史をやりたいのですか?


それとも哲学をやりたいのですか?


どちらですか?」

と。

正解というものはありませんね。

ただ、哲学をしたいのに、
哲学史に走っている自分がいたら、


オイオイちょっと待ちな、
ちょっと自分のやりたいこととズレてるんじゃないの?

ってことになります。



哲学は、自分の頭を使って自らが造り出すものです。

哲学史は、

自分の頭を使うというよりも、
誰か他の人の頭が造り出したものを解釈した結果、
自分の知識として蓄積されたものです。

もし、
自分の専門が哲学である場合、

哲学に関する知識をたくさん持っていることよりも、

自分なりの世界観を持っていることのほうが断然大事だと、僕は思ってます。


最近、僕はとある先生からこの話を聞き、

これから自分が何をしたいのか、
何のために、医学を勉強しているのか、

こういったことに関して、

どこに向かうレールに今自分がいるのか、
少しフィードバックできた気がしました。

この先行き詰った時、
ふと、思い出したい「問いかけ」です。

Take It Easy!

2011-04-07

大事なのは反応です。

楽しい・実のある授業は双方の働きかけにより造られるものですね。
これ、忘れていました。


sumoloversです。
今週の月曜から新学期が始まり、
毎日が時間割りに追われる日々です。


いろんな先生の授業が始まり、

ふつーの先生、
眠気をくれる先生、
おっ!いいかもと思える先生、

さまざまです。

そんな中で、おっ!いいかもと思えたうちのある先生が、

「いい授業にしたいです。

そのために、

大事なのは、、反応です。
みなさんの反応です!
教師も生き物です。」

と。

僕らの反応を基に、
自分の講義をフィードバックする。
それにより、教師の方々もレベルアップするんです。

そんな感じのことを続けて話していました。
熱心な先生です。

この大学に入ってから初めてですね。
こういう話をしてくれた先生っていうのは。

よりよい医学教育とは何か?
そもそも教育とは何か?

まだまだ模索中ですが、

まずは、
楽しい授業には楽しい、
わからなかったらわからない、

といった反応を示していこう。

Take It Easy!


2011-03-31

姉歯さんのみに賠償命令でよいのでしょうか?

30日、東京地裁が姉歯元建築士に賠償命令を出しました。
こちら、読売新聞の記事です。
耐震偽装賠償訴訟、姉歯元建築士のみに賠償命令


ちょうど一か月前に、元大工である知人に、
この問題を聞いたところ、

発覚し、立件されたのは、たまたま姉歯氏だった、とのこと。

ここに違う名前の建築士が出た可能性はあった、
当時の建築業界を見渡せば他にも同じことをしていた人がいた、
つまり、彼(姉歯氏)はタイミングが悪かった、
と僕は捉えています。

このことを思うと、
この事件を、姉歯氏個人の責任で済ませてよいものかと思います。

読売新聞に「のみ」が使われているところ、


気に入りました!

話題を、東京電力に移します。

福島原発爆破の件で、
会長、社長など、幹部の辞任は時間の問題でしょう。

その時のトップに責任をおしつけて、バイバーイ、
で、新しい社長が来て、
信頼回復につとめてがんばります、的な記者会見して、、、

お決まりパターンですね。

個人に責任の所在を見出すのも必要だけれど、
なんだかそれでは根本的な解決になっていないような気がします。

なんで、
これからこの原発爆発の事後検証をする方々には、

個人の責任追求以上の検証を期待します。

2011-03-27

「はじめてのUSMLE®セミナー」に参加してきました。

週末は、久しぶりの東京。

カプラン四谷麹町校で、「はじめてのUSMLE®セミナー」を受けてきました。


USMLE・・・アメリカ医師国家試験


ありがたいことに、無料。


ここは予備校なので、USMLE合格の支援を最大限にしてくれます。
河合塾みたいなものです。
USMLE対策は四谷麹町校だけです。表参道校ではやっていません。


セミナー自体は、1時間30分で、講師の方が、
試験の種類、内容、変更点、などを説明してくれます。


質問も自由にできます。
講師の方はオープンで、
試験に関して、聞きたいことが聞けるので、とても良いセミナーでした。


軽い好奇心で、
ふらっといっても大丈夫な雰囲気でしたね。




さて、この予備校、


大学受験の予備校と同じようなことを提供してくれます。


具体的には、
・最新の正しい情報。(試験の傾向だったり、変更点だったり、など
・試験の申込み、それに伴う必要書類提出など、煩雑な事務手続きのヘルプ。
などです。


河合塾のテキストが優れているように、ここの教材も評判いいそうです。


ただ、大学受験合格者に、宅浪生がいるように、


情報の目利き主であれば、
自力でやるのもありだな、と思えたのも事実でしたね。


Take It Easy!