2011-05-29

知恵と知識-講義を楽しむために-

知識よりも、知恵をつけるために講義に出よう。
最近、こういったスタンスでいようと心がけています。

というのも、
大学の講義は、聞いてておもしろい!と断言できません。
なぜだか、集中しにくいし記憶に残りにくい。

よく出席せずに自分で教科書を読みすすめたほうが、
知識の量も増えるし速いんじゃないか、と思ってしまいます。

ただ、教科書で得られるものは大半が知識だ、
と、最近ふと思い、

そこでは知恵は得にくい、という結論に至りました。


知識だけじゃ解決できないのが医療だと思っているので、
僕にとって知恵を付けることは、大切なことの一つです。

広辞苑によると、
「知恵・・・物事の理を悟り、適切に処理する能力」

とあります。

僕はこれを、
実社会で何かできるようになるための情報だと捉えています。

そう捉えると、
講義で得られる知恵は、

学んでいる知識が、医療現場とどう関係しているか、
先生方それぞれがもつ現場での体験談、
講義内容と日常生活との関係性、
他の分野と関連することや違い(点と点を結んでくれる感じです)、

などです。

1コマ(90分)出て、こう言った話に一つ出会えたらOK。

そんな感じでいます。

明日もまずは、一つ得るために、
アンテナをはり出席するつもりです。

Take It Easy!

2011-05-26

Dr 中田力氏 より。

普段、自分のいる環境をなんとも思わず当然のように捉えてしまっているとき、
いいことがあってなんでもできると確信してしまうとき、
気分がふさぎ、すべてが無理だと決めてしまうとき、

上であげたときだけではありませんが、
僕が、自分をニュートラルに戻したいときに心の中で何度もつぶやく言葉です。



すべて、僕の敬愛する中田力先生の言葉です。

・映画とか漫画には「だれにもできないことをやるスーパ医師」が登場するが、医療とはもともとそのようなものではない。

・知識だけで解決がつくのであれば、今の世の中、コンピューターに任せておけば良い仕事をする。
指先の技術だけが重要なのだったら、器用な手をもつ職人を作るだけで足りる。
医療には、マニュアルでは解決できない要素が、たくさんある。

・「なるほど!」と唸らせるだけのトラブル処理能力(trouble shooting capability)を持った人材が、プロなのである。

                                                            以上「アメリカ臨床医物語」より

・小さい事象がリップル(さざ波)となって、やがて大きくなる。

・日本人は民の心がきれいなので絶対に医療改革できる。だから俺に任せてほしい。

                            以上 ドクターズマガジン2009年8月号より




今週もあと一日。
気持ちよく週末を迎えましょう。
Take It Easy.

2011-05-23

人間の致死率は?

人間の致死率は?















100%です。

みなさん、答えるまでに何秒かかりましたか?


これを聞かれたとき、
僕は、2、3秒、

ん?何%だ?
と考え込んでしまいました。

死はだれにでも必ず来ることを、
どこか他人事のように思っている自分がいたから、
パッと出てこなかったのかもしれません。


あるいは、
死について、
深く考えたことがなかったからなのかもしれません。

老若男女問わず、
自分の死をどう迎えるか、

このことについて深く考えることは、
とても大事だと思っています。

Steve Jobs卒業式の演説(←You Tube にとびます)で、
「死」について話していました。

No one wants to die, even people who want to go to Heaven don't want to die to get there, and yet, death is the destination we all share. No one has ever escaped it. 


ちなみに、僕はこの演説大好きです。
毎朝聞いています。
スクリプトは、こちらになります。

それでは。
Take It Easy!

2011-05-19

翻訳書を読むちょっとした心得。

翻訳書には、

・広告のための味付けが多少入っている
・正しく事実が伝わらない可能性をもっている

このことを心に留めておくと、
そこから得る情報を客観視しやすくなると思います。




昨日は一時間ほど、
国際開発・環境問題が専門である先生にお会いしてきました。
洋書について、話をしているときに、
上の二つのことを教えていただいたので、ここで紹介しました。

僕が、やっぱりそうかと思えたのは、
1つ目でしたね。

ここ1週間で読んだ本に、
なんでこういうタイトルになるのか、と思うことがあったので、
なんだか非常に納得してしまいした。

その本っていうのは、
一冊目は「人間を幸福にしない日本というシステム
もとのタイトルは「The False Realities Of A Politicized Society」














二冊目は「ファーストフードが世界を食いつくす
もとのタイトルは「FAST FOOD NATION」














ちょっとやりすぎだと思いませんか?


昨日お話した先生は、こういうことをすると、
2つ目の「著者が伝えたい内容が正しく伝わらなくなる」
につながるといっていったので、
味付けは正確に行う必要がありますね。

ただ2つ目は、言語の壁という問題もあるので、
すべてが味付けによるものだと断言できませんが、

正しく伝わらない可能性がある
これも心に留めておきたいものです。

それでは。
Take It Easy!

2011-05-16

医学部と他学部の違い。

ふと、医学部と他学部の違いってなんだろうと思ったので、
思いついたことを覚書きしておきます。

・毎月のようにテストがある。
・他の学部のように固定された時間割はない。
・大半の学生は、授業後に部活をする。

僕は、一度他の学部に在籍していたので、
こういったことが医学部特有だなぁ、と思えます。

まず、一つ目。
専門科目の試験が毎月のようにあります。
平均して毎月2つぐらいですね。
ちなみに僕の学年は、今月は1つ。来月は4つ。7月は4つです。

他の学部と違って、
7月下旬ー8月上旬(もしくは1月下旬ー2月上旬)だけってわけにはいかないようです。
まぁ、毎月のようにあるのは、大変といえば大変ですが、
特定の時期にあると暗記しきれなくなるので、
こうせざるを得ないってのが実情です。

二つ目。
半期ずっと開講っていう科目は少ないです。
というのも、履修科目が多いので、
各科目を最低限のコマ数で終わらせ、どんどん次の科目へと進みます。
どの科目も終わると、すぐにテスト。
だから、毎月のようにテストがあるんです。

三つ目。
けっこうな割合で部活をしています。
サークルのような感じではなく、
中学・高校でいう部活のイメージがぴったりですね。

と、3つ医学部らしさを挙げてみました。

今日からまた一週間始りますね。
Take It Easy!

2011-05-14

教科書ってのは登竜門ですね。

原著論文(いわゆる論文です)にあたる。
お医者さんは、
最終的には論文を使って知識を蓄えていくのですね。

ある程度分厚い教科書をマスターすれば、
それなりの知識が身につくだろう、と思っていましたが、

深く病気を理解するには、もっともっと学ぶ必要性がある、
そんなことを実感することがありました。

というのも、2日前、
現在僕のメンターでもあり、
指導教官でもある外科の先生とすこし話をする時間があったので、

教科書選びについて、相談。

Sumolovers:
「今、取り組んでいる論文をもっと深く理解するために、
○○の教科書読もうと思っているんですけど・・・・・・・・どうでしょうか?」

Dr:
「いいと思うよ。
でも、その教科書に使われている参考文献読むことの方が大事だよ。
あと、版が変わるごとに、参考文献も変わるから、
前の版で取り上げられていた論文も読んだほうがいいよ。」と。

他の教科書との優劣ではなく、
どの教科書を使ったとしても、ゆくゆくはたどり着く論文。

その論文が、今僕の学んでいる医学のベースであること、
そして
その論文を読み始めるきっかけ、使い方などを教えてくれました。

さすが、先生!
って思っちゃいましたね。
正直、論文を使って勉強しなさい、とは思ってもいなかったです。


気分としては、
もしドラ(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
もいい本だよ。




















でもそこで終わるんじゃなくて、
ドラッカー自身が書いた、例えば「ネクスト・ソサイエティ」も読もうよ。




















そんなことを言われた感じですね。


医学を学ぶことに関して、
ちょっと視野が広がった気がして嬉しいですね、なんだか。



それでは、
みなさん良い週末を。
新潟はやっと暖かくなってきました。

2011-05-07

箸は必ず変えましょう!必ずです。

今回の焼肉店での食中毒、
話題性の大きさもあいまってか、
今日の「細菌学」の講義でもとりあげられました。

先生が、力説していたのは、

「生肉を焼くための箸と、
焼いた肉を口に運ぶための箸、

この二つを必ず使い分けなさい。」とのこと。

焼き肉をするとき、一つの箸で両方を済ませる人たちがいるのを、
知っているからこういうことを教えてくださったのでしょう。

僕もあまり気にせず一つの箸ですませたりしたことありますが、
講義を聞くと、

これからは使い分けよう、と思えてきました。

なぜかというと、
今回の病原体でもある大腸菌は、肉の表面にいます。

肉の中にはいません。表面です。

なんで、箸の肉に触れた部分には、菌がいる可能性があります。

一つの箸で済ませる場合、
肉とって、焼いて、と
殺菌せず箸を口に入れる訳ですから、
菌を口に含んでしまうことになるわけですね。


今回のユッケには、直接関係ないことですが、
同じ菌で食中毒にかかる人が、これ以上増えないためにも、
これは覚えておきたいですね。

国にすべてを任せるのではなく、
自分で管理できる範囲は、
自分で管理したいものです。