2011-08-23

ヒントの探し方。

いろんな国の医学教育がどうなっているか知ること。
知ることでヒントが得られるかもしれない。


ふと、2週前に参加した講演会でのアドバイスを思い出しました。
このアドバイスを下さった先生は、
Sumana Barua先生。
「日本の医学教育を変えたいです。どうしたらいいですか?」と聞いたところ、
こう返ってきました。





いろんな国を見よう!

僕の頭の中は、
「医学教育が優れた国」=「米国」
という、実体験の欠けた方程式ができています。

一か月前に、僕が崇拝している先生からこんなことも言われました。

「米国のようにやることが一流の臨床医になれる保証ではありません。
一定の臨床医を作り上げる方法として米国の方法がもっとも効果的だというだけです。」

ちょっとした米国かぶれですね。。。

米国=優れているという見方はそれはそれとして置いておいて、
ヒントは他の国にもあるというアンテナを立てていきたい。
まずは、すこしずつ他の国の医学教育システムについても
知識を蓄えていこうと思う。


タイミングのいいことに、来月はロンドンにいます。
イギリスの医療は一度崩壊しています。
でも彼らは建て直しました。
日本がそこから学ぶことはたくさんあります。
どこを変えて、どういう効果がもたらされたのか。

友人の姉がロンドン郊外で医師をやっているので、
そこらへんのこと、聞き取り調査してきます!



Take It Easy!

2011-08-20

手術見学に参加して。


わかったことは、第一助手、第二助手として参加するとかなり勉強できる。

その助手になるためには、
まずは、糸結びのプロになること
執刀医の先生の次の一手を瞬時に想定できるようになること

これをクリアすることだと実感してきました。


先週の火曜日とある医療機関に手術に見学者として参加。
約8時間ほど、手術室にいました。
術野がよく見える位置はどこかと模索しながらの一日で、
執刀医の先生の後ろにいったり、対角線上に動いたりと、
いろいろと見る角度を変えてみたりしたんですけど、
やっぱり助手でないと、クリアに術野を見ることは難しいですね。
残念ですけど、仕方のないことです。
見学者ですから。

助手になるためにも、技術を学ぶためにも
勉強ですね。


Take It Easy!

2011-08-15

大学での試験について思うこと。


試験のためにがんばって覚える。
でも終わったらすぐに忘れる。
前期はこの繰り返しの日々でした、

この効果的でない勉強のサイクルをやめるには、
まずは実践の面を大事にした講義にしていくことです。



基礎医学での話に限りますが、
医学部の試験ってのは、
役立つかどうかは関係なく試験に出やすい所を覚えれば受かります。

その出る所を表立っては、わからないようにするために、
教員はパワーポイントのスライドを配布しなかったり、
学生がスライドをメモする時間を短めにしたり、
試験問題をその場で回収したり、
といったことをする訳です。

一方、学生はというと、
試験対策プリントをつくったり、
過去問を集めたり、
試験直後に記憶をたどって再現問題をつくったり、
と教員に対抗する訳です。

こういったことをするよりも
この科目を勉強すると、こういった時に役立つ、
ここを理解すると、論理的に治療方針を立てられるようになる、
診断をする過程とともに、どういったところでこの科目の知識を使うのか、

などと、実践とつながりのある講義にしていくことに労力を費やしたい。

それにこういうことをおりまぜた講義にすれば、
頭から抜けやすい座学が記憶に残りやすくなり、
臨床でのスキルにつながっていくとも思いますし。

一年半受けた基礎医学の講義はあまりにも、
臨床医学との距離があまりにもありすぎます。


ただテスト前に暗記して、終わったらすぐに忘れる。
こんなことを繰り返す日々は非常に退屈で、
時間ももったいないと思ってしまいます。

受かればそれでいいというような受験勉強のやり方を、
いつまで日本の医学教育は続けさせるのか。


しばらくはこのまま続きそうですが。
それでは。


楽しいお盆休みをお過ごしください。
Take It Easy!

2011-08-05

医者にかかる10カ条。

来週の木曜は、東京です。
色平哲郎先生の講演会に参加するため、東京入りします。
(講演会の詳細は別のエントリーにのせました。)

色平先生は、
話も上手で、臨床技術も一流。

ある先生からは、
「色平先生から臨床医として認められたら一流の臨床医だよ。」
ということも聞きました。

楽しみです。


そんな先生が、バトンのように思っている言葉です。
先生は辻本好子さんから受け取ったようです。
 (辻本好子さんは6月29日に永眠されました。)

医者にかかる10カ条

1. 伝えたいことはメモして準備

2. 対話の始まりはあいさつから

3. よりよい関係づくりはあなたにも責任が

4. 自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報

5. これからの見通しを聞きましょう

6. その後の変化も伝える努力を

7. 大事なことはメモをとって確認

8. 納得できないときは何度でも質問を

9. 医療にも不確実なことや限界はある

10. 治療方針を決めるのはあなたです



4つ目の「自分の状態を伝える」。
これは思っているよりも難しいことだなぁ、と今週実感しましたね。
月曜に眼科に行ったんですけど、
うまく伝えようとするために言葉を選んでしまい、
ところどころに沈黙が入ってしまいましたね。



というように、上にあげた10個を完璧に行うのは疲れるので、
こういうふうに医師との関係を築くのもありだなぁ、
というように思ってもらえれば嬉しいです。



話は変わりますが、僕、部屋に色平先生の記事貼ってます!
この本文は→こちら。(始めにあるリンク先と同じです)




【お知らせ;講演会のご案内】

2011年8月11日
☆★WHO南東アジア地域事務所医務官スマナ・バルア博士
JA長野厚生連佐久総合病院・色平哲郎医師      講演会★☆

~発展途上国の医療や保健・そして日本の保険制度を考える~
WiNG主催 *共催:星槎学園・世界こども財団



今回のWiNG主催の講演会は、当団体のアドバイザーでもある日本の医師・医学生の心の師、WHO南東アジア地域事務所医務官スマナ・バルア博士の講演に加え、先日のNHK「視点・論点」国民皆保険50年にも出演されました、佐久総合病院地域ケア科医師・色平哲郎医師からもお話をいただきます。

現場の生の声から私達に求められている国際保健や、日本の皆保険の医療制度について皆さんと一緒に考える機会になればと思います。

大変貴重な講演会ですので、お誘い合わせのうえ是非ご参加下さい!!

講演会後、WiNGメンバーによるバングラデシュ・アグラサーラ孤児院報告会、並びに世界こども財団からの報告も行いますので、こちらもぜひ御参加ください。

講演会は全て日本語で行われます。



□日時:2011年8月11日(木)14:00より

□当日スケジュール

2011-08-01

やっと夏休みです。


今日から夏休みです。

やっと夏休み!
といった方が適切です。

というのも、順調にテストをこなしていれば、
先週の金曜から夏休みに入れていたのですから。
つまり、再試を頂戴してしまったってことなんですけどね。

根拠のない情報(点数が取れなくてもレポート出せば単位もらえる)を鵜呑みにし、
50%ぐらいの努力量で望んだら、

はい、掲示板に番号載ってしまいました。


情報を選別する力、大切ですね、
そして、鼻歌を口ずさんでしまうような気分でテストを受けるものではないですね。

反省です。


と、せっかくなのでちょっと医学部の試験について触れておきます。

医学部特有と思われることを2つあげておきます。
前の大学との比較がベースです。

1、本試験のほかに、追試験、追追試験、特別再試験があること。

確か前の大学では、本試験一発で単位の取得の有無が決まっていたと記憶しています。
本試験できなかったら、アウト、再履修といった具合に。

ですが、医学部は違います。
本試験で受からなかったら追試験、追試験でだめなら追追試験、
それでもだめなら特別再試験となります。

追試験、特別再試験はどの科目でもあります。

追追試験はあまり一般的ではなく、
熱意ある先生だと、やってくれますね。

特別再試験は、名称通り特別なので、どの科目も学年末の3月にあります。
これに落ちると、留年です。

留年についての過去のエントリーはこちら

と、まぁこんな感じで単位をとるチャンスは、
他の学科よりたくさん与えられているように思います。


2、科目ごと、試験ごとに合否結果が張り出されます。

字のごとく、試験ごとに合否結果が医学科用の掲示板に出ます。
学科のみんなに、
自分の成績状況がだいたいどんな感じなのかわかってしまうシステムです。

ちなみに名前が出る訳ではありません。出席番号が掲示されるだけです。

落ちた人を張り出すので、けっこう僕たちをナーバスにします。
個人的には合格者を張り出せよ、
もしくは、ネットで通知してくれよって感じです。

と、こんな感じのシステムで試験をたくさん受けています。

今のところ、

試験を受けた回数>>>>患者さんと接した回数


です。笑

あと一年半、この大小関係は変わりません。

なので、自分から動きます。
夏休みですし、来週実家の近くで、手術見学してきます。

楽しみです。

Take It Easy!