主訴、
その人(患者)は何を一番言いたいのか。
これを常に意識することが、医者にとって大事であると。
センパイが教えてくださいました。
ありがとうございます。
センパイは研修医の先生から聞いたそうです。
この答えなるものにたどり着くのに、
いくつかセンパイにクイズを出されました。
ご紹介します。
問1、患者さんがあなた(医者)の診察にやってきました。
あなたは患者さんのノックした音しか、まだ聞こえていません。
さて、この時点であなたが、その患者さんの疾患を当てられる確率はどの程度でしょうか?
0 ?
1 / 無限大 ?
答えは、 1 / 全疾患 です。
問2、さて患者さんがあなたの前に座りました。
あなたは、なんでもできます。検査でも、問診でも、触診でも。ただし一つです。
この患者さんの疾患を特定する確率を、最大限に大きくするために何をしますか?
「どこが痛みますか?」と、聞きますか?
痛むところがあればこれでOKでしょう。
でも痛むところがなかったら?
NGですね。
「お酒をよく飲みますか?」
「タバコは吸いますか?」
このような問いかけも、これに当てはまる人にはかなりいい問いですが、
そうでない人には全く意味がありません。
さてなんでしょうか?
答え、「今日はどうされましたか?」と、聞くになります。問診ですね。
これはすべての人に意味のある質問ですよね。
問3、次に、この患者さんが、腹痛を訴えたとします。
腹痛から推測される症例は30ほどあるそうです。
では、この30ある症例から1つに特定するために、あるいは、それに近づくために
他のいくつかの症例の可能性を消すために、どうしますか?
答え、「その痛みはいつからですか?」と、聞く。
これは腹痛の場合ですが、
いつから始まった痛みかによって症例を大きく分類することができるそうです。
ここは、知識で片付く問題です。
その程度、頭の中でその症状から推測される症例が整理され、記憶されているか。
勉強している医者が圧倒的に強いですね。
腹痛の場合ですが、ここまで調べるとあとは検査によって
複数の可能性から一つに絞っていくそうです。
これが、理想の診察の流れだそうです。
かなりざっくりと説明したので実際は、もっと会話があるし、触診もあることでしょう。
さて、この流れが理想であるとすると、
ここから僕たちは何を学びとることができるでしょうか?
そう、最初にも述べました「主訴」を聞き出すことです。
問2の「今日はどうされました?」
これですべてが決まります。
この問いで、患者さんが医者に言いたいことを聞き出す。
このような問いかけを上手に使えるようになりたいものです。